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血圧が下がらない理由と原因~もしや普通の高血圧じゃないかも?

血圧が下がらない理由と原因~もしや普通の高血圧じゃないかも?

血圧が下がらない理由と原因が知りたい!

日本高血圧学会によれば、自覚症状のない人や予備軍も含めると現在日本では高血圧患者は約4,300万人いると推測されているそうです。

高血圧患者の中には、医師の指導のもと降圧剤を服用しているにも関わらず、血圧が下がらずに苦しんでいる人も大勢います。

高血圧の診断を機に、毎日の食事を減塩メニューにするなど工夫をしたり、降圧剤も飲み続けているのに、血圧が下がらないのですから、その悩みはかなり深いものだと想像します。

高血圧が下がらないことの悩みを伝えても「高血圧だけどすぐに危険というわけではない」と突き放されることもあるそうです。

それでも、めまいや頭痛がひどくなり、高血圧の症状が日に日に悪くなっていったら、さすがに何かがおかしいと不安になるでしょう。

本記事は、血圧が下がらない理由・原因と対策を詳しく紹介していきます。


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血圧が下がらない理由は?

血圧が下がらない理由を以下のテーマに沿って掘り下げていきます。

  1. 高血圧の種類
  2. 本態性高血圧(原因不明)
  3. 二次性高血圧(原因特定済)
  4. 高血圧対策の手順要チェック!

高血圧の種類(1)

高血圧 種類

上図は高血圧の種類を整理したものです。

高血圧は、大きく分けると「本態性高血圧」と「二次性高血圧」の2種類があります。

本態性高血圧は、高血圧の9割を占めます。本態性高血圧とは、一言で言えば「原因が判明していない高血圧」のことです。原因がわかっていないため治療が難しいです。そのため、降圧剤を服用しても効果があるのは一部の人に限られます。あまり知られていませんが、降圧剤で血圧が下がるメカニズムもハッキリと解明されているわけではありません。

一方で、二次性高血圧は「原因が特定されている高血圧」のことです。降圧剤で血圧が下がらないのですが、高血圧の原因自体は特定されています。外科手術などにより治療をすれば、高血圧が改善します。

ここからは、本態性高血圧、二次性高血圧のそれぞれについて、もう少し詳しく説明していきます。

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本態性高血圧(2)

本態性高血圧

本態性高血圧は「原因が特定されていない高血圧」で、高血圧患者全体の9割を占めます。お医者様に「あなたは高血圧です」といわれたら、本態性高血圧である可能性が高いです。

本態性高血圧の場合、降圧剤を服用してみて効果を実感できる場合もあれば、効果を実感できない場合もあります。

2003年に東北大学の教授らが、降圧剤服用中の本態性高血圧患者3,400人(平均年齢66.2歳)を対象に行った大規模調査を行いました。その結果、本態性高血圧患者全体の約60%が降圧剤が効かない「コントロール不良高血圧」であることが判明しました。

なお、本態性高血圧では原因自体は特定されていませんが、以下の要素が関係しているといわれています。

  1. 腎臓の機能低下
  2. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
  3. 遺伝による高血圧
  4. ホルモンバランスの乱れによる高血圧
  5. その他(ストレスや肥満、食塩摂取量の多い食生活 等)

腎機能の低下による高血圧(2-1)

通常、血液中の塩分濃度が高くなると、体内の水分が血管内に流れ込み、塩分濃度を下げます。血管内に水分が流れ込むので、血圧は高くなります。

高血圧状態を抜け出すために重要な役割を果たすのが腎臓です。腎臓は摂り過ぎた塩分を尿と一緒に体外に排出する働きがあるので、血液量は元の水準に戻り血圧も下がります。

以上のようなメカニズムで、体の血圧は正常に保たれているのです。

しかし、加齢などにより腎臓の働きが弱まると、摂り過ぎた塩分を尿と一緒に排出する働きが弱くなります。そして、血圧をもとに戻すサイクルが正常に働かなくなってしまうのです。

さらに、機能低下とは別に「食塩感受性」の存在も知られています。食塩感受性とは、本来食塩を体外に排出するはずの腎臓が逆に塩分を吸収してしまう体質のことです。なぜ食塩感受性が発症するのかは判明していませんが、一説には遺伝が原因であるといわれています。

体外に食塩を排出しにくい体質の食塩感受性の方が、腎臓の機能が弱まれば一層高血圧が進行し、血管がダメージを受ける可能性があるので要注意です。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)(2-2)

降圧剤を飲んでもなぜか血圧が下がらない人の中には、日中の眠気や酷いイビキがある場合があります。睡眠時無呼吸症候群が高血圧の原因となっているのです。

睡眠時無呼吸症候群と高血圧に関係性があるといわれても、ピンと来ないと思いますので少し説明します。

睡眠中は副交感神経が優位となり、血管が広がり血圧が下がるのが一般的です。しかし、睡眠時無呼吸症候群になると交感神経が有利になり血管が収縮することで、血圧が上昇してしまいます。舌が喉に落ち込むことで呼吸がとなり酸素不足になると、脳は危険状態だと判断し交感神経が優位になってしまうのです。

遺伝による高血圧(2-3)

両親がともに高血圧なら約50~60%、片親が高血圧なら約25~35%の高血圧になりやすい遺伝要素が子に受け継がれているといわれます。

また、同じ家庭の似た環境で暮らす家族(つまり同じ味付けで同じ料理を食べている家族)が高血圧になる割合は60%なのだそうです。もしかしたら、高血圧で悩むあなたの子供も将来高血圧に苦しむかもしれません。

現在お子さんと一緒に暮らしているのであれば、薄味のおふくろの味を伝えるように工夫するのも思いやりかもしれません。

ホルモンバランスの乱れによる高血圧(2-4)

若い頃は、低血圧の女性が多いので高血圧は男性の問題と考えがちです。しかし、高血圧は女性に無関係ではありません。血圧の高そうな男性ほど、実際は低血圧だったりします。

女性の場合、更年期にさしかかると女性ホルモンのバランスが崩れることで血圧が乱高下します。血圧の変動期を経て、本格的な高血圧へ進行する場合が多いです。つまり、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少する40代以降から高血圧傾向になります。

その他要因(2-5)

残念ながら、現代医学では高血圧発症の全ての原因を特定できていません。

なお、ご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんが、降圧剤や血圧降下剤で利用されている「カルシウム拮抗薬」や「ベータ遮断薬」は、もともと狭心症や心筋梗塞の予防と治療で使われていた薬です。実は、それらの薬は本来は血圧を下げるための薬ではありませんでした。さらに驚くべきことに、現在でもそれらの薬が血圧を下げるメカニズムは解明されていません。

本当の原因が、遺伝なのか、肥満なのか、もっと別の理由があるのかは誰にもわかりません。そのため、今後も「効果があった」と主張する健康法が次々に出現することが予想されます。

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二次性高血圧(3)

二次性高血圧

二次性高血圧とは「原因が特定されている高血圧のこと」です。高血圧全体の1割を占めます。

血圧が高いので降圧剤を飲んでいるものの血圧が下がらない方の中には二次性高血圧の方が存在する可能性があります。そして、医師ですら本態性高血圧だと誤診する場合も考えられます。

実際に医師に本態性高血圧と診断されたため、降圧剤の服用や生活習慣の見直しにも関わらず、数年間にわたり血圧が下がらないことに頭を抱えていたという方もいるそうです。その後、高血圧の専門医がいるクリニックでCTスキャンによる精密検査を受けたところ二次性高血圧だったことが判明したそうです。最終的には、外科手術により血圧が正常範囲に収まり、降圧剤による副作用からも開放されたというのです。

実は、二次性高血圧は「普通の高血圧」として診断・診察されてしまうと非常に危険です。なぜならば、二次性高血圧の原因には、脳卒中(脳出血・脳梗塞)の発症リスクが約4倍、心筋梗塞の発症リスクが約6倍、不整脈の一つである心房細動の発症リスクが12倍のものもあるからです。

もしも、二次高血圧の心当たりがあれば一度精密検査を受けてみましょう。

さて、ここからは二次性高血圧の主な種類について以下の順に紹介していきます。

  1. 原発性アルドステロン症
  2. 腎性高血圧
  3. 血管性高血圧
  4. 薬剤誘発性高血圧

原発性アルドステロン症(3-1)

原発性アルドステロン症は高血圧患者の5~10%を占めます。推定患者数は200万~400万人です。

原発性アルドステロン症とは、副腎にできた腫瘍が原因で、腎臓の上にある臓器「副腎」からアルドステロンというホルモンが過剰に分泌される病気です。

アルドステロンには、ナトリウム(塩分)を体内に蓄積する性質があります。そのため、アルドステロンが過剰分泌されると血中の塩分濃度が上昇します。結果的に、上昇した血中の塩分濃度を抑えるために体内の水分が血管に流れ込み、血圧が上昇してしまうのです。

原発性アルドステロン症が疑われるサインは、4つあります。

  1. 血圧が急に高くなった
  2. 若いのに下の血圧が100mmHgを超えている
  3. 降圧薬を3種類以上飲んでも改善しない
  4. 夜、トイレに行く回数が増える
血圧が急に高くなった(3-1-a)

原発性アルドステロン症の特徴は、一時を境に血圧が急に上昇することです。

そのため多くの患者が血圧上昇の時期を特定できます。

若いのに下の血圧が100mmHgを超えている(3-1-b)

高齢でないのに下の血圧が100mmHgを超えていれば要注意です。なぜならば、比較的若い人の高血圧では、上の血圧は高くなっても下の血圧はそれほど高くならない傾向があるからです。

もしも、30~40歳代にも関わらず下の血圧が100mmHgを超えてれば医師の診察を検討してもいいもしれません。

降圧薬を3種類以上飲んでも改善しない(3-1-c)

3種類以上の降圧薬を飲んでも、なかなか血圧が下がらない場合は、原発性アルドステロン症の可能性があります。

夜、トイレに行く回数が増える(3-1-d)

原発性アルドステロン症では、尿を凝縮させる肝臓の働きが低下します。そのため、必然的に尿の量が増えます。

高齢になると様々な理由で夜中にトイレに行く回数が増えます。しかし、高齢でもないのに急にトイレに行く回数が増えたら若くても急に夜中にト原発性アルドステロン症の可能性があります。

腎性高血圧(3-2)

腎性高血圧とは、腎炎や腎盂炎(じんうえん)といった肝臓の病気を原因とする高血圧です。

血管性高血圧(3-3)

血管性高血圧とは、心臓や大動脈の障害によって起こる高血圧です。

薬剤誘発性高血圧(3-4)

喘息やうつ病など、他の病気の治療薬の作用によって起こる高血圧です。

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高血圧対策の手順(4)

血圧が下がらない 対策

高血圧が降圧剤で改善しない場合は以下の手順(上図の赤枠点線部分)で、高血圧の原因を調査することをお勧めします。

  1. 二次性高血圧を疑う
  2. 肝機能・睡眠時無呼吸症候群の改善
  3. 生活習慣の改善(食べ物・運動・ストレッチ等)

二次性高血圧を疑う(4-1)

真っ先に考えなければならないのは、二次性高血圧です。なぜならば、放置しておいた場合の体への負担が大きいからです。二次性高血圧は、本態性高血圧に比べて病気発症のリスクが高いですし、外科手術等を受けないと改善することはありません。

高血圧の症状が酷くなっているのであれば、高血圧の専門クリニックや大学病院などでの精密検査を真剣に検討しましょう。

腎機能・睡眠時無呼吸症候群の改善(4-2)

高血圧と腎臓には深い結びつきがあります。なぜならば、腎臓には、血管中の塩分濃度を下げるために血管に入り込んだ水分を、塩分と一緒に体外に排出する働きがあるからです。

腎臓の働きが弱くなるということは、塩分を体外に放出する機能が弱くなることを意味していますので、慢性的な高血圧状態になることは避けられません。

腎機能低下による高血圧が疑われる場合、解決策は2つあります。

  1. 利尿薬
  2. 腎機能改善
  3. 睡眠時無呼吸症候群の改善

利尿薬(4-2-a)

腎機能低下により塩分が体外に排出されないのであれば、利尿薬の作用で排尿を活発化させればいいのです。

利尿薬には、降圧作用も期待できます。腎臓や血管が固くなった高齢者には効果が見込める方法です。

但し、腎機能自体が改善するわけではないので、根本的な解決にはなっていません。

腎機能改善(4-2-b)

利尿薬を飲めば高血圧が改善するかもしれませんが、利尿作用により家事や仕事への影響が懸念されます。

腎機能低下で高血圧が引き起こされているのは明らかなのですから、根本的な解決策は腎機能を改善することです。

肝機能改善に最も効果的といわれている成分が「L-シトルリン」です。L- シトルリンには、以下の作用があると言われています。

  • 利尿作用による腎機能の負担軽減
  • むくみの解消(ダイエット)
  • 疲労回復
  • 血管拡張による血流改善

スイカといえば、寝る3時間前にスイカを食べると痩せるというスイカダイエットの方が有名かもしれません。ちなみに、アメリカ人歌手のビヨンセはスイカダイエットにハマっておりスイカジュースに投資しているそうです。(GOSSIPS編集長の大柳葵理絵さんがフジテレビのお昼の情報番組バイキングで紹介していました。以下の画像の開始6分20秒~)

 

L- シトルリンはスイカやメロンに多く含まれています。しかし、スイカメロンは高級食材ですし年中手軽に食べられるものではありません。それにも関わらず、L-シトルリンの効果を実感するためには1日800mgのL-シトルリンを摂取する必要があるそうです。実は、1日800mgのL-シトルリンを摂取するためには約1玉のスイカを毎日食べなければいけません。毎日大量のスイカを食べるのは、スイカ農家であっても難しいかもしれません。

そのため、高血圧対策で一般的に注目されているのは「カリウム」です。カリウムを含む食品には、血圧を下げる効果があることが明らかになっています。カリウムには、細胞内の塩分濃度を保つ働きがあり、体内の余分な塩分を排出する役割があるのです。カリウムが多く含まれる食品である、トマト、バナナ、メロン、りんご、スイカ、なめこなどを積極的に摂取すると良いでしょう。

メカニズム自体は未解明であるものの、1日2杯の味噌汁(塩分3.8g)を飲むと血圧が下がる傾向があるという研究も報告されていますから、味噌汁にカリウムが多く含まれている「なめこ」をいれて飲むのも効果的だと思います。(習慣的味噌汁摂取が血管年齢に与える影響:共立女子大・上原誉志教授 2013年)

しかし実は「L-シトルリン」、「カリウム」の両方を同時に摂取する方法がないわけではありません。それは、スイカをまるごと潰して乾燥させたサプリメントを飲むという方法です。

詳しくはこちら>>

睡眠時無呼吸症群の改善(4-2-c)

イビキが高血圧の原因かもしれません。睡眠外来などで相談し、簡易モニターなどで呼吸状態を検査すると良いでしょう。

睡眠時無呼吸症候群が軽度であれば、マウスピースを装着する治療法もあります。また、重度であればCPAP(シーパップ)と呼ばれるマスクを鼻に装着し、イビキと無呼吸状態を改善する装置が治療に用いられます。

生活習慣の改善(4-3)

生活習慣の改善の改善も高血圧の治療に効果的です。むしろ、「効果のありそうなものはすべて試してみる」といったほうが正しいかもしれません。

なぜならば、高血圧の原因は現代医学でも全て解明されているわけではなく、実際のところ確かなことは誰もわからないのが現状だからです。実際に、高血圧患者に処方される降圧剤ですら、なぜ効果があるのかそのメカニズムすら明らかになっていません。

ですから、どんな健康法に効果があるか試してみなければわかりません。「高血圧に効果のある食べ物は○○だった!」というような一見胡散臭く思える情報に対しても、無理しない範囲で挑戦してみるのがよいと思います。

以下の記事では、高血圧に効果があると世間で注目されている高血圧対策をまとめています。是非とも参考にしてください。

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まとめ

最後に、高血圧対策に役立つ記事の紹介をして終わりにします。

実は「高血圧=塩分過多」という定説は嘘だということはご存知でしたか?

しかも、日本人の研究によって「高血圧=塩分過多」は否定されています。世界中で「高血圧=塩分過多」が常識のように扱われてしまった背景と、「高血圧=塩分過多」を否定する研究結果を紹介しています。

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