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抗がん剤副作用の食欲不振と戦うとっても簡単な対策4選

抗がん剤副作用の食欲不振と戦うとっても簡単な対策4選

厚生労働省の調査によれば、がんの患者の約8割は抗がん剤治療を受けています。

しかし、抗がん剤の副作用により、食事を食べられなくなる悩みを持つ人も同様に多いです。

本記事では、食欲不振の原因と対策をわかりやすく紹介します。


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抗がん剤副作用の食欲不振との戦い方

本記事は、以下のテーマに沿って解説していきます。

  1. 抗がん剤の食事に関わる症状
  2. 食欲不振の原因
  3. 食欲不振対策

抗がん剤の食事に関わる症状(1)

抗がん剤治療中には、以下のような症状が現れやすくなります。

  • 食欲不振
  • 吐き気・嘔吐
  • 味覚・嗅覚の変化
  • 口内炎
  • 下痢・脱水症状

ちなみに、抗がん剤治療の副作用でできる口内炎は、治りにくく悪化しやすいです。

口内炎を予防するためには、抗がん剤治療前に虫歯や歯周病を治療して、口の中の感染対策をすることが重要です。

そして、抗がん剤治療が始まったら、やわらかい歯ブラシ、低刺激の歯磨き粉を使うと良いです。

さらに、日頃から生理食塩水でうがいするなどして、口の中を清潔に保つ努力が必要です。

上記の症状が直接命に関わることは、ほとんどありません。

しかし、脱水で命を落とす人もいるため注意は必要です。

では、なぜ抗がん剤治療中に食事に関わる悪影響が発生するのでしょうか?

食欲不振の原因(2)

抗がん剤治療中に食欲不振に襲われる原因は、大きく分けて3つあります。

  1. 癌細胞
  2. 精神的ショック
  3. 抗がん剤治療

癌細胞(2-A)

がんが悪化すると、癌細胞から食欲を低下させる物質が生成されます。

また、腹部の癌であれば、癌の進行が食べ物の通り道をふさいだり、腸を圧迫するなどして、食べること自体が困難になります。

精神的ショック(2-B)

辛い出来事により食欲が低下することは、多くの人が経験していると思います。

癌を宣告されることでショックを受けて、不安や恐怖に襲われると食が進まなくなります。

抗がん剤治療(2-C)

抗がん剤が食欲不振を招く原因は2つあると考えられています。

1つ目の原因は、抗がん剤が本来攻撃する必要がない正常に増殖する細胞を攻撃してしまうことです。

抗がん剤が消化管の細胞の増殖を抑えてしまうことで、食事がとれなくなります。

2つ目の原因は、抗がん剤ががん細胞や正常な組織の増殖を抑えた時に発生する物質(炎症性サイトカイン、老廃物)が脳に運ばれることです。

炎症性サイトカインや老廃物が、脳の食欲中枢や嘔吐中枢に運ばれることで、食欲不振などを引き起こします。

以上のように、がん治療中には様々なことが原因で食欲不振が発生します。

食欲不振を放っておくことはいいことではありません。

なぜならば、食欲不振が栄養失調を招き、免疫力が低下するからです。

そして、免疫力が低下することで、感染症発症のリスクが高まります。

実は、がん患者の8割は栄養失調であると主張する医師もいます。

もしも、がんと栄養失調の関係に興味があれば以下の記事もご覧ください。

ここからは、食欲不振対策について解説していきます。

食欲不振対策(3)

患者を見守る親族は、毎日何か食べ物を口にした方が良いと考えがちです。

しかし、患者は「食べたいけど食べられない」ではなく本当に食べられないのです。

抗がん剤治療で食欲不振になった時は、無理して食べる必要はありません。

抗がん剤の副作用で、全く食べられないのが2~3日であれば心配しすぎる必要はありません。

また、2~3日程度食事が摂れなくても、飲み物だけは摂取していれば、重大な影響はありません。

但し、2~3日以上全く食べられない状況が続けば、抗がん剤の副作用ではなく別の病気の可能性があるので注意が必要です。

ここからは、抗がん剤治療で食欲不振になった時の対策を紹介します。

  1. 症状のでやすいパターンを知る
  2. 食べられるメニューを常備する
  3. 盛り付けは少なくする
  4. 調理方法を工夫する

症状のでやすいパターンを知る(3-A)

副作用の現れ方は、抗がん剤の種類や個人差も大きいです。

そして、副作用の強さには、波があることも特徴の一つです。

そのため、食欲が湧くタイミングを狙って食事を摂ることを考えると良いです。

一般的に、毎日摂取する飲み薬では、副作用が服用中に継続して発生します。

一方で、定期的に(2週間に1回等)行う点滴などの場合、点滴直後は吐き気・嘔吐などが強く発生しますが、その症状は数日で治まります。

使用する抗がん剤では、どのようなパターンの副作用が出やすい科医師に質問しましょう。

心の準備ができていると、作戦も立てやすいと思います。

食べられるメニューを常備する(3-B)

抗がん剤治療中は、食事をとる時間・回数にこだわりをもつ必要はありません。

食べたい時にいつでも食べれるようにするのが基本的な作戦です。

すぐに食べられるゼリー、アイスなどを冷凍しておくと良いと思います。

また、食べられる食材を探しておくのも効果的です。

  • 手軽に食べられるもの
  • 口当たりのよいもの
  • さっぱりとしたもの
  • 酸味が効いたもの
  • 冷たいもの
  • のどごしがよいもの

上記は、食べられそうな食品の特徴として挙げられるものです。

食べられそうだと思った時を見逃さないようにしましょう。

盛り付けは少なくする(3-C)

「やっぱり、食べられなかったか」と食欲不振を嘆く患者も多いです。

元気をつけるはずの食事で、元気を落とすのはもったいないです。

どうせならば、食べることができたという達成感を味わう工夫をしましょう。

その工夫の一つが、盛り付けは「美味しそうに」、「少なくする」ということです。

食欲不振の時に、大盛の大雑把な盛り付けでは、食欲も減退してしまいます。

もしも、少ない盛り付けで侘しさを感じるのであれば、器を小さくすると良いです。

調理方法を工夫する(3-D)

食欲不振で多くの量が食べられないのであれば、調理方法を工夫しましょう。

  • 栄養価を上げる
  • 食事のにおい

栄養価を上げる簡単な方法は、トッピングです。

例えば、麺類やおかゆには、肉みそ、とろろ、卵などを混ぜると良いです。

また、普段は食欲をかき立てるニオイも、吐き気を催す原因になります。

できたての魚料理や煮物は吐き気を誘うので、体温と同じぐらいに冷ますと良いです。

つまり、抗がん剤治療で嗅覚が敏感になる場合は、冷めても美味しいものを食べるのがコツです。

まとめ

食の好み、抗がん剤の副作用は、患者によって大きく異なります。

十分な栄養が摂取できるように、家族など周囲の人と一緒に考えましょう。

もしも、悩みがあれば担当医、看護師、栄養士に遠慮なく相談しましょう。

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