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癌で手術しないほうがいい部位7選~喉頭・食道・胃・大腸・前立腺

癌で手術しないほうがいい部位7選~喉頭・食道・胃・大腸・前立腺

癌なのに手術しないようがいい部位があるって本当?

癌は手術で切り落とすもの」という固定観点があると思います。

また、癌が進行してしまったら手術もできなくなりますから、手術できるだけありがたいと感じる人も多いでしょう。

しかし、手術は体の一部を失うということですから、どんな犠牲を払ってでも手術をした方がいいと考えるのは間違いです。

その理由は主に2つあります。

  • 失う代償が大きい
  • 必ずしも寿命が伸びるわけではない

1つ目の「失う代償が大きい」については、手術は体の一部を切り取ることですから理解できると思います。この記事の中でも、じっくり具体例を紹介していきます。

一方で、2つ目の「必ずしも寿命が伸びるわけではない」については、すんなりと理解するのは難しいかもしれません。「もっと生きたい!」という想いがあるからこそ手術をするのに、寿命が伸びないのだとすれば、手術をする合理的理由がなくなってしまいます。

しかし現実には、高齢者が癌の手術をした場合、体の一部を手術で切除することで体力が急激にに落ちてしまい、逆に寿命を縮めてしまうのは珍しいことではありません。アメリカでは、安易にメスを入れずに放射線での治療がメインになっています。

つまり、患者の年齢や生活スタイル、価値観によっては、あえて手術をしない治療方針を選ぶこともアリだということです。

そこで今回は、医者が切りたがる癌の中で、必ずしも手術した方がいいとは限らないものを紹介していきます。

癌で手術しない方がいい部位7選

癌で手術しない方がいいものを7つ順番に紹介していきます。

  1. 咽頭癌・喉頭がん
  2. 食道がん
  3. 胃がん
  4. 大腸がん
  5. 前立腺がん
  6. 肺がん
  7. すい臓がん

咽頭癌・喉頭がん(1)

咽頭(いんとう)癌・喉頭がんの手術をすると、声帯を失い発声機能が失われる可能性があります。

2015年に、音楽プロデューサーの「つんく」さんが喉頭がんの手術を受けて声帯を摘出したことは記憶に新しいと思います。

また、アメリカのケースウエスタンリザーブ大学を中心とした研究グループの調査結果を知ると、本当に手術をすべきか検討の余地があることに気付かされます。

その調査では、1990年~2013年までの喉頭がん患者のカルテを分析した結果、「手術をした人の5年生存率」と、「手術をしなかった人の5年生存率」は約50%程度と同程度だったことがわかったのだそうです。

なお、手術をせずに放射線や抗がん剤治療を選んだ人の方が当然発音機能を維持している割合も高かったことはいうまでもありません。

食道がん(2)

食道がんの手術の一番のリスクは、「食べる」という機能を失う恐れがあることです。他にも、術後に再建した食道が狭くなってしまう「食道狭窄」や、食べ物を飲み込みにくくなる「嚥下障害」(えんげしょうがい)などに陥る可能性もあります。

さらに、「胃瘻」(いろう)により、胃に穴を空けて直接栄養を送り込まざるを得なくなる可能性も否定できません。

当たり前のようにしてきた「食べる」という行為が満足にできなくなると、生きる気力自体が湧かなくなくことは想像に難くないと思います。

もしも、食道がんの手術が成功したとしても、食道がんの場合はリンパ節に移転していることも多く、手術をしても癌を取りきることができない恐れがあります。

そのため、放射線と抗がん剤による治療法が採用できないか医師にお願いしてみるといいでしょう。

胃がん(3)

胃がんも食道がん(2)と同様に、手術をすると食べる楽しみを奪われるリスクがあります。

人間は食べるから元気なのであって、食べることが出来なくなると一気に体力も衰えてしまいます。

そんな状況の中で、胃がんの手術でおきる合併症の代表例である「腸閉塞」を発症すると、激しい腹痛に襲われて命を危険にさらしてしまいます。

大腸がん(4)

大腸がん手術の場合、肛門に近いところに癌細胞がある場合、肛門を切除しなければならないこともあります。その場合、人工肛門をつける必要があります。

排泄機能を失うことで、「便が漏れたら」、「ニオイが漏れていないか」など気になってしまいます。さらに、排泄を気にして食べることや外出することにも楽しみを感じられなくなるリスクがあります。

前立腺がん(5)

前立腺がんは、尿失禁ED(インポテンツ)になるリスクがあります。また、高齢者になって発症することが多い前立腺がんですから、体力が衰えている時期に手術をすること自体にリスクがあります。

日本では、前立腺がんによる死亡者数は、癌全体の10位程度ですし、進行も他の癌に比べたら遅いです。そのため、欧米では70歳以上の場合は手術をしないのが一般的なのだそうです。

具体的な治療方法としては、前立腺がんを大きくする男性ホルモンの代わりに、女性ホルモンを投与することで、がんの成長を遅らせることが期待できます。

肺がん(6)

肺がんを手術する場合、体力の衰えを招く可能性を高めたり、肺炎などの合併症が発症するリスクがあります。肺を切除すると、息切れや動悸を起こしやすくなり、日常生活に支障がでる恐れもあります。

すい臓がん(7)

すい臓がんは、癌の中でもっとも治療が難しく生存率も低いことで知られています。

見つかった時点で既にかなり進行しており、他の臓器やリンパ節に転移していることもあります。そのため、仮に手術をしても全て取り切れなかったり、手術をしたことで癌細胞が活性化してしまったりすることもあるのです。

ですから、無理に手術をしてしまうと、そのまま病院から出られずに半年後にお亡くなりになってしまうことも珍しくありません。

もしもすい臓がんが見つかった時点で、腫瘍が1cmを超えている場合には、手術をせずに保存的な治療をお勧めする医師もいます。

まとめ

「なぜ他の医師のアドバイスを受けなかったのか?」と自分を責める患者や家族はとても多いです。

そのため、自分にとって重大な決断を下す必要がある時は、セカンドオピニオンは欠かせません。

そして、もしもセカンドオピニオンを依頼する時は、別の価値観をもった医師に話を聞くと良いでしょう。

例えば、大学病院で働く医師の最終目標は「教授になること」ですから、新しい手術をしたがる医師が多いといいます。ですから、大学病院で手術を勧められたら、セカンドオピニオンは大学病院ではなく、市中病院にすると良いでしょう。

大切なのは、違う意見をもつ医師を見つけて、リスクを認識した上で手術に望むことだと思います。

なお、癌については「がんの新薬」などについても記事を取り扱っていますので是非ともご覧ください。

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