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がん検診は意味がない?嘘のような本当の論文が衝撃的!

がん検診は意味がない?嘘のような本当の論文が衝撃的!

がん検診は意味がない?

過去に、身近にいる大切な女性が、がん検診で子宮頚部異形成と診断されました。

お医者様によれば子宮頚部異形成は、将来癌になることがほぼ確実なのだそう。

そのため、早めの切除手術を強く勧められたため、手術に踏み切りました。

がん検診の結果により、「大きな病院での再検査」を勧められた時の本人と家族の精神的ダメージは、とても大きいものがありました。

とはいえ、結局は早めに手術は成功したのは事実ですから、

がん検診があったからこそ命が救われた」なんて素直に思っていました。

しかし、そうとも言い切れない研究結果が発表されたというのですから、穏やかではありません。

その研究結果の内容を要約すれば、

がん検診を受ければ、そのがんで死ぬことは防げるかもしれないが、

結果として検診を受けない場合に比べて長生きできる保証はない

というのですから驚きです!!

さて、今回は「がん検診は意味がない論文」について深堀していきます!

がん検診は意味がない?を発表した論文とは?

今回発表された論文の原題は、

Why Cancer screening has never been shown to “save lives” -and what we can do about it.

英語に明るい方は、こちらから詳細情報を入手してください!

つまり、日本語訳すると

なぜ、がん検診は「命を救う」ことを証明できなかったか? そして我々は何をすべきなのか」です。

この論文の著書は、米国オレゴン健康科学大学准教授のヴィナイ・プラサッド医師で、

BMJ(英国医師会雑誌)」という権威ある雑誌に掲載されたようです。

週刊文春が同医師に論文を世に問うた意味をメールで取材したところ、

以下のような証言が得られたといいます。

プラサッド医師
米国でも、多くの医師と患者が間違った考え方をもっています。がん検診が命を救うことは証明されてきたいと考えられています。ですが、残念ながらそのようなデータはありません。患者は「がん検診が命を救うという確たる証拠はない」という真実を知らされるべきなのです。

がん検診のデメリット

プラサッド医師の発言は、にわかには信じがたいものです。

この発言が本当だとすれば、

がん検診には癌を早期発見できるメリットを上回るデメリットがあるということになります。

では、デメリットとはどのようなものなのでしょうか?

がん検診の具体的なデメリットは、大きくわけると2つあるそうです。

  1. 偽陽性による不利益
  2. 過剰診断に伴う害

偽陽性による不利益(デメリット1)

偽陽性による不利益とは、

結果としてガンでないものを「異常アリ」と診断してしまうことによる不利益です。

例えば、最初におこなうがん検診(血液検査等)で、

「がんの疑いがある」と診断された場合、

体に針を刺して組織をとり、細胞を調べる「生検」といったものが行われるのですが、

それが直接の原因となって出血、発熱、排尿障害等で入院したり、お亡くなりになるケースがあるというのです。

また、ガンを告知された時の精神的ダメージで、

  • 心臓発作を起こす人
  • 生きる気力を失う人
  • うつ状態になる人

以上のような症状が引き起こされる可能性があるというのです。

私の家族に起こった身近な事例をみても、「がん」の2文字を聞いただけで頭が真っ白になりましたし、これらの点には非常に納得がいきます。

過剰診断に伴う害(デメリット2)

過剰診断に伴う害とは、

治療する必要のないものを病気として診断して、治療してしまうということです。

一度がんと診断されれば、手術、抗がん剤、放射線等の治療を受けることになりますが、

本来はする必要のなかった治療のダメージが原因で、寿命を縮める可能性もあるというのです。

身近に起こった例を思いおこせば、経過観察をこまめにすれば、必ずしも切除する必要もなかったのではないかという疑問も浮かんできます。

しかし、医学的知識がない素人である患者側は、医師の診断結果を信じるしかないわけです。

そもそも、疑う気持ちすらもっていない方が大半でしょう。

専門家の論文に対する意見は?

プラサッド医師らのレポートに対する、専門家の意見はどうでしょうか?

検診で寿命は延びない」(PHP新書)などの著書がある

新潟大学名誉教授の岡田正彦医師曰く、

岡田医師
この論文の著者らの主張は100%その通りです。がん検診によって総死亡率が下がることを示す科学的な証拠は一つもありません。しかし、かん検診は巨大なビジネスなので、日本だけでなく世界中の学会が医療産業のマイナスになる主張を無視してきました。その中で、BMJのような権威ある雑誌がこの論文を載せたことは画期的です。【引用:2016年3月3日号 週刊文春】

一方で国のがん検診推奨の指針づくりにたずさわってきた

国立がん研究センター社会と健康研究センター検診研究部の斎藤藤博部長曰く、

斎藤部長
がん検診の効果を総死亡率で評価すべきとするこの論文の指摘には、一理あるかもしれません。(中略)総死亡率が下がることを証明できればベストですが、それにはさらに膨大な数の人に臨床試験に参加してもらわねばいけません。総死亡率で評価する根拠が不十分な段階で、そのような臨床試験が倫理的かつ経済的に許されるのかという問題もあります。【引用:2016年3月3日号 週刊文春】

つまり、がん検診によって総死亡率が下がったといえるデータはないことは認めているようです。

そして、データを取得するためには相当規模の調査が必要だということも指摘されています。

裏を返せば、大勢の人が臨床試験に参加しなければ、総死亡率が下がるかどうかわからないのが、がん検診だということです。

ファクト・ボックスのデータが衝撃的

なお、3月3日号の週刊文春では、「ファクト・ボックス」といわれるデータが開示されています。

このデータ結果が衝撃的なので驚きました。。。。

ファクト・ボックスとは、

何人が検診を受ければ、そのうち何人が死亡を免れることができるか?

また、何人が検診による害を受けるかを表したものです。

たとえば、乳がんでは、

50歳の女性1,000人が毎年検査を10年間受けたとすると、

  • 乳がんの死亡数は3人から2人に減る

しかし、

  • 全がんの死亡数も総死亡数も変わらない

一方で、

  • 50人~200人が偽陽性の害を受け、
  • 2人~10人が悪性度の低いがんにもかかわらず、不必要な手術をうける

おいおい、これって本当にがん検診受ける必要あるのか???と、多くの人が感じると思います。

いい方を変えれば、

乳がん検診で、乳がんによる死を防げるのは、1,000人中1人ということです。

俄かには信じがたいですが、どうやらこれが真実のようです。

まとめ

わたしの身近な人が、無料のがん検診で、子宮頸がんの初期が見つかり、切り取り手術をしました。

よくよく考えれば、「本当にするべき手術だったのか?」と疑ってしまいます。

当時は、お医者さんともお話したのですが、いくら話を聞いても、「絶対に切り取ったほうが良い」とは言ってくれなかったのが気がかりでした。

お医者さん曰く、

将来がん細胞になり得る部分がありますので、今のうちに切り取ったほうが安心ですよ。

ということだったのですが、

この記事を読んだあとでは、

  • 本当に将来がん細胞になったのか?
  • そもそも検査は正しかったのか?

と疑問に思います。

ただし、医学的には素人の患者がお医者さんの判断を疑ったところで、適切な判断を下せるかといったら、NOであることも確かです。

私たちに出来ることといえば、がん告知を受けても動揺しない

これに尽きるのではないかと思います。

医師との信頼関係があれば、「もう一回検査してもらえないか?

と頼んでもいいでしょうし、本当に治療が必要かざっくばらんに質問するのもいいでしょう。

がんの治療自体に大きなダメージがあるのであれば、

セカンドオピニオンにも妥協したくないですね。

とにかく、自衛する意識は強く持っておいた方が良さそうです。

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