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葬式後にやること・NG行動~相続と遺品整理の思わぬ落とし穴とは

葬式後にやること・NG行動~相続と遺品整理の思わぬ落とし穴とは

葬式直後だからこそ、取り返しのつかないミスをする方が急増中!

葬式が終わるまでは、沢山の申請作業に忙殺されて忙しい毎日を送ることでしょう。

だからこそ、ほっと一息つきたくなるのはわかります。

しかし、葬式後であっても気を抜いてはいけません。誰もがやりがちなNG行動があるのです。

あとで後悔しないためにも、葬式後のNG行動とやるべきことをお伝えしていきます。

そして、最後に誰もが避けられない相続対策について紹介していきます。

葬式後にやること・絶対やってはいけないこと

葬式後 やること

葬式後のNG行動(左側)とやるべきことを上図にまとめました。

NG行動は以下の2つです。

  1. 財産の処分・片付け
  2. 片付け業者に電話

上図に沿って、順に説明していきたいと思います。

財産の処分・片付け(①)

葬式後 遺品整理

葬式後にやるべき事の一つに「遺品整理」が挙げられます。

相続人が複数いる場合には、遺品も相続対象になりますから放置しておくわけにもいきません。

そのため、いらないものから捨てていこうと誰もが考えると思います。

でも、これは実はNG行動の一つです。

財産の処分・片づけの前に借金のチェック(a)

なぜならば、もしも財産を処分すると相続する意思があると見なされるからです。

自分は相続人なんだから遺産を相続するのは当たり前でしょ?と考えている方は要注意です。

なぜならば、後日被相続人の借金が明らかになっても、相続放棄ができなくなるからです。

もちろん、ゴミを捨てるぐらいであれば問題はありません。

でも、もし気付かずに骨董品などの価値のある財産を処分してしまうと「財産のすべてを相続する」と見なされます。

そして、この財産には借金などの負債も含まれるので要注意です。

また、相続人が複数いる状態で、相続人の一人が独断で財産を処分してしまうと、その本人だけが相続放棄できなくなります。

この状態で莫大な借金が発覚し、他の相続人が相続放棄すれば、借金を一人で背負いこむことにもなりかねません。

くれぐれも、相続人が家族に隠れて借金をしていないか最初に確認することを忘れてはいけません。

滞納通知が来るかどうか様子を見るのも有効ですが、もっと有効な方法があります。

それは、「日本信用情報機構(JICC)」などに開示請求をお願いすることです。

ここでは貸金事業者、クレジット事業者等からの借金を知ることができます。

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片付け業社に電話(②)

葬式後 遺品整理

相続人に借金がないことがわかり、遺産を相続することが決定したとします。

しかし、実家が遠方だったり、日常生活が忙しかったりすれば遺品整理に十分な時間が取れない場合もあるでしょう。

そんな時には、片付け業者に連絡すればいいと安易に考えてしまう人も多いと思います。

でも、ここに落とし穴が潜んでいます。

専門業者に鑑定依頼すべし!(b)

なぜならば、依頼する業者を間違えると処分費用がかさむ上貴重な財産をゴミとして捨てられる可能性があります。

美術品やコイン、切手など素人には価値がわからない掘り出し物が隠れているケースは珍しくありません。

ゴミ処理業者は、ゴミを捨てる専門家ですから掘り出しものを見極めるスキルを期待してはいけません。

遺品整理会社を名乗る会社の多くは、元々はゴミの処理業者である事実は見過ごされがちです。

「ゴミ処理業者」と「遺品整理会社」では印象が異なりますがその実態は一緒であることも多いです。

価値が少しでもありそうだと思えばまずは、専門業者に鑑定を依頼するのが無難だと思います。

必要であれば、その上でゴミ処理業者を呼びましょう。

捨てないで整理する(c)

金銭的に価値があるもの以外は捨てればいい。

というわけにもいかないのが遺品整理の難しさです。

「思い出」という金銭的価値に変換できないものをどう処理すればいいのか迷うものです。

特に、相続人の配偶者が存命の場合には片付けが進まない理由はココにあります。

片づけ始めてもアルバムが見つかれば過去の思い出を振り返り涙を流すでしょう。

結局は、「捨てないで」ということになります。

思い出を捨てろと外部から強制するわけにもいきませんから結局は何も進みません。

そんな時におススメな方法は2つあります。

  • デジタル化
  • 捨てるのではなく整理する
デジタル化する

古いアルバムなどを迷いもなく捨てることの出来る人は少ないでしょう。

捨てられない、でも残しておくのも整理が付かないともなれば選択肢は一つです。

紙媒体はまとめてデジタル化してしまうのも一つの手だと思います。

捨てるのではなく整理する

どうしても捨てられないのであれば、一時保留という選択肢もあります。

片付ける際に、「いる・いらない」の2択だと迷って手が止まります。

ですから、もしも3秒以上迷ったら「一時保管」にするのです。

「いる」、「いらない」、「一時保管」の選択肢を作ることで片付けをサクサク進めることができます。

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相続対策(d)

葬式後 相続対策

相続対策は、生前から徐々に実行しないと出来ることに限界があります。

もしも、相続対策をしていなければ想像以上に後悔するかもしれません。

相続の現場では、以下のような問題が発生するのは日常茶飯事です。

  • 一つしかない不動産を相続人同士で奪いあう
  • 実家を手放さなければいけなくなる
  • 相続税を一括で支払えずに借金する
  • 資産だと思っていたら隠れ負債だった
  • 相続放棄可能な期限を過ぎていて負債を抱え込む
  • 申告期限までに手続きが完了せず数百万円を請求される
  • 甘い考えで節税対策をしたため税務署から重いペナルティーを受ける
  • 相続すべき人が相続できない
  • 生前対策をしなかったために想像以上の相続税が発生する etc

以上に挙げたトラブルは、氷山の一角です。

近年は税制改正により、相続税の取り立てが厳しくなってきています。

税務署は、日本で最強の債権者ですから一度睨まれたら徹底的に不備を追及されてしまいます。

そして、一度税務署から調査を受ければ8割は修正申告を求められ、その1件当たりの平均追加納税額は700万円というデータがあります。

もしも、この記事を読んでいるあなたが近い将来相続問題に直面するのであれば、今の時点で相続の大変さに気付くことができて幸運だと思います。

まずは、以下の記事を参考に、相続財産のリストアップからはじめてください。

相続問題は、生前対策をするのが一番効果的ですが、被相続人の死後であっても出来ることは沢山あります。

それは「相続人同士のトラブルを防ぐ」ことと、「相続税を納め過ぎない」ということです。

いずれにせよ、相続財産のリストアップから始める必要がありますので、以下の記事を参考にしてください。

まとめ

愛する人が旅立ってしまって悲しい時に更なる不幸を招くはまっぴらごめんのはずです。

是非とも判断を間違わないようにしてください。

この記事が、あなたの幸せに一歩近づく手助けになることを願っています。

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