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飲み合わせの悪い薬~高血圧・糖尿病・頭痛薬と併用で危険な薬一覧

飲み合わせの悪い薬~高血圧・糖尿病・頭痛薬と併用で危険な薬一覧

飲み合わせの悪い薬ってあるの?

薬の飲み合わせは、一歩間違うと命を危険に晒します。

かかりつけ医や薬剤師を一本化していれば、危険な飲み合わせを避ける可能性は上がります。しかし、サプリメントや健康食品の中にも危険な組み合わせは潜んでいるので注意が必要です。

今回は、生活習慣病薬で多くの方が服用している薬と飲み合わせの悪い薬、サプリメント、健康食品を紹介していきます。


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飲み合わせの悪い薬

飲み 合わせ の 悪い 薬

上図は、飲み合わせの悪い薬を一覧にしたものです。

ここからは、上図で挙げた病気と飲み合わせが悪い薬を順に説明していきます。

  • 頭痛・生理薬
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 心筋梗塞・脳梗塞
  • 高脂血症

頭痛薬・生理薬(A)

頭痛薬 飲み合わせ

生理痛や頭痛などを抑えるためにロキソニンを常用している女性は多いのではないでしょうか。このロキソニンと、抗生物質のクラビットを飲み合わせる時は要注意です。

なぜならば、この二つを飲み合わせるとけいれんを引き起こす可能性があるからです。

高血圧(B)

高血圧薬 飲み合わせ

高血圧薬の中でも「ARB」や「カルシウム拮抗薬」を飲んでいる人は、飲み合わせに要注意です。

ARB(B-1)

ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)の薬には、「プロプレス」、「オルメティック」、「ディオバン」、「ミカルディス」などがあります。

ARBやACE阻害薬などの降圧剤は、カリウムを体内に溜めこむことがあります。そのため、ARBやACE阻害薬とカリウム保持性利尿薬と併用すると危険です。なぜならば、これらの薬を併用することで高カリウム血症になり、吐き気や胸のむかつき、不整脈に悩まされる可能性があるからです。なお、同じくカリウムを多く含む青汁、アガリクス(きのこ)、クロレラ(プランクトン)などは避けた方が無難かもしれません。

また、ロキソニンを始めとした消炎鎮痛薬との併用も控えましょう。なぜならば、ロキソニンには血圧を上げる作用があるからです。血圧を上げること自体も高血圧患者にとっては危険ですが、それよりも危険なのはロキソニンを飲むことで、「ARBを処方しているのに血圧が下がらない。高血圧の薬を増やした方がいいかもしれない」と医者が判断してしまう可能性があることです。

さらに、血圧を下げる効果のある食品(例えば「ごま麦茶」)と降圧剤を一緒に服用すると、血圧が下がりすぎてしまいます。

カルシウム拮抗薬(B-2)

カルシウム拮抗薬には、アダラート、アムロジン、コニールなどがあります。

これらの薬と、水虫治療などに使われる「トリアゾール系抗真菌薬」は飲み合わせてはいけません。なぜならば、飲み合わせると降圧作用が長い間働いて血圧が下がりすぎてしまうことがあるからです。

糖尿病(C)

糖尿病薬 飲み合わせ

糖尿病薬の比較的新しい薬であるSGLT2阻害薬のスーグラやフォシーガなどを飲んでいる方は、利尿剤と合わせて飲んではいけません。

SGLT2阻害薬は、尿と一緒に糖を排出するのを促す薬ですが、その際に尿から水分も排出されます。そのため、そもそも脱水症状を起こしやすいことが指摘されています。その薬と利尿剤を併用すると脱水症状が更に加速してしまいますので注意が必要です。

心筋梗塞・脳梗塞(D)

心筋梗塞 脳梗塞 薬 飲み合わせ

心筋梗塞・脳梗塞の再発予防にブラビックスという抗血小板薬を服用している方は、アスピリンやDHA&EPAのサプリメントとの併用は避けましょう。

抗血小板薬は血液を固まりにくくする薬、血液ドロドロを改善する薬として知られていますが同種の薬と併用するのは危険です。なぜならば、血液がサラサラになりすぎるからです。そして、血液がサラサラになりすぎると、出血した時に血が止まりにくくなるだけでなく、眼底出血消化管出血などが起きやすくなるからです。

どうしても血液はサラサラの方が良いという固定観念をもってしまいがちですが、何事もやりすぎは厳禁だということです。

高脂血症(E)

高脂血症 薬 飲み合わせ

コレステロールのスタチン(クレストール、リピトール)などを飲んでいる方は、他の抗高脂血症薬や免疫抑制薬のシクロスポリンとの併用は避けましょう。

スタチンには、副作用として横紋筋融解症という筋肉細胞が血中に溶け出す症状が報告されています。横紋筋融解症になると尿がコーラ色になることでも知られています。もしも、他の抗高脂血症薬を服用すると、横紋筋融解症になる確率が一気に上昇してしまいます。

抗精神病薬(F)

抗精神病薬 飲み合わせ

抗精神病薬は、飲み合わせに気を付けなければいけない薬です。ここでは、ジプレキサ、フルボキサンミン(デプロメール、ルボックス)などと飲み合わせの悪い薬を紹介していきます。

ジプレキサ(F-1)

ジプレキサを飲んでいる方は、降圧剤との併用は気を付けましょう。これらの薬を併用することで、血圧を下げる作用が増強してしまいます。

また、ジプレキサとヘンゾジアゼピン系の睡眠薬(ハルシオン、レンドルミン)との併用は気を付けましょう。なぜならば、これらを併用すると、譫妄(せんもう:意識混濁、幻覚や錯覚を見る症状)が出ることがあるからです。

フルボキサンミン(F-2)

フルボキサンミン(デプロメール、ルボックス)などと、肩こりに用いられるチザニジンの併用は控えましょう。これらを併用すると、血圧が低くなりすぎてふらついたり、力が入らなくなり転倒してしまう可能性が高くなります。なぜならば、チザニジンは、筋肉の緊張を和らげる薬ですが、フルボキサンミンと併用すると体内で分解されにくくなりチザニジンの血中濃度が高くなるからです。

また、フルボキサンミンは、ぜんそく薬のテオフィリンと飲み合わせると、ぜんそく薬が効きすぎて震えなどの症状が出てしまうことがあるので注意が必要です。

まとめ

治験は、「健康な人」が「他の薬と併用せずに」行われます。そのため、薬が発売されてから副作用が追加されることは珍しくありません。

持病の薬が複数に及ぶ方は、定期的に副作用の情報がアップデートされていないか独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のホームページを見ることをお勧めします。

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