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歯医者が自分の家族を銀歯にしない4つの理由~銀歯の寿命は○年?

歯医者が自分の家族を銀歯にしない4つの理由~銀歯の寿命は○年?

歯医者は自分の家族を銀歯にしないの?

歯医者は自分の家族や恋人、大切な人には銀歯を勧めないことをご存知でしたか?

患者には銀歯を詰めておきながら、自分たちは使わないなんて、そんなバカな!と思うかもしれません。

しかし、そのような歯医者だけの常識がまかり通っている背景には、歯医者ならではの苦しい事情があるのです。

もしも、あなたや家族や大切な人が虫歯になったり、治療を控えているならば、歯医者が銀歯を勧めない理由は知っておいて損はないと思います。

歯医者が自分の家族を銀歯にしない理由(A)

歯医者が自分の家族を銀歯にしない理由は、主に4つあります。

  1. 銀歯は劣化する
  2. 密封性が低い
  3. 歯に破折が入るリスク
  4. 金属アレルギーリスク

銀歯は劣化する(A-1)

銀は頑丈そうだし、銀は一生もつでしょ?」と無意識に思い込んでいると思いますが、それは間違いです。

銀のアクセサリーに汗が付着すると黒く酸化するのと同様に、銀歯も口の中で劣化するのです。

どれくらいでダメになるのかは、正確にはわかりませんが、詰め物をした歯で平均5年、かぶせもの(歯を全て覆う銀歯)をした歯は平均8年程度で再治療が必要になるのだそうです。

但し、あくまで平均値なので、1年にダメになることもあれば20年以上もつ銀歯もあるそうですから、数字は参考にとどめておいてください。

密封性が低い(A-2)

歯と金属の接点の密封性が低いのも難点なのだそうです。

密封性が低いため、そこにバクテリアが侵入して再発してしまう可能性を高めてしまうのです。

悪い菌が歯から全身に駆け巡ってしまう可能性もありますから、十分に注意する必要があります。

歯に破折(はせつ)が入るリスク(A-3)

銀歯は歯の欠損リスクが高いことで知られています。

歯はかみ合わせのような縦の力には強いのですが、横からの力には弱いそうです。

ですから、歯ぎしりなどで横からの力が加わると、歯は多少しなる性質があります。

しかし、一方で銀歯は横からの力を加えてもしなることはないので、銀歯よりも柔らかい歯のエナメル質が削られてしまうのだそうです。

歯のエナメル質がダメージを受けると、知らないうちに歯に亀裂が入ってしまうことも多いそうです。

クラックに細菌が入れば、また別の虫歯を発症する可能性を高めてしまいます。

金属アレルギーリスク(A-4)

金属アレルギーの患者は、現在1,000万人~1,300万人いると言われていますから、知らないうちにかかっている人は多いと思います。

そして、もしあなたがピアスを常用しているのであれば、金属アレルギーを発症するリスクが高いかもしれません。

なぜならば、ピアスの穴から金属成分が体内に入り込み、アレルギー体質を発症するリスクがあるからです。

金属アレルギーはタチの悪いことに、なかなか気づきにくいという性質があります。

なぜならば、金属アレルギーは遅効型のアレルギーのため、原因発生から発症するまでに5年程度の時間がかかるからです。

ですから、仮に歯の治療で銀歯を入れてから5年後にアレルギーが発症しても誰も気づく人はいません。

もし、あなたが手足にアトピー、湿疹、頭痛、肩こりなどの症状があり、治療を受けてもなかなか改善しない場合には、「金属アレルギー」を疑っても良いかもしれません。

心当たりがある方は、パッチテストを受けるのも選択肢に入れると良いでしょう。

歯医者が患者に銀歯を勧める理由(B)

銀歯には様々なリスクがありますが、それでも歯医者が銀歯を勧めるには3つ理由があります。

  1. 保険適用なので費用負担が軽微
  2. 患者からの評判を落としたくない
  3. 患者に説明しにくい

保険適用なので費用負担が軽微(B-1)

銀歯は、保険適用なので費用が数千円で済みます。

しかし、銀歯よりも性能が良いセラミックの場合は1本15万円程度は必要になります。

おそらく、虫歯治療で15万円を覚悟している人は圧倒的に少ないでしょう。

患者からの評判を落としたくない(B-2)

値段が高いとはいえ、セラミックの方が性能がよいのであれば、患者にセラミックの存在を伝えてもいいのではないでしょうか。

しかし、歯医者の先生は、患者にセラミックの存在を伝えることはしません。

なぜならば、「高額治療を勧める金の亡者」だと患者からの風評被害を受けるリスクがあるからです。

患者さんの歯の健康のことを第一に考える歯医者さんだと思ってくれればいいですが、そう上手くいかないのが世の中の厳しさです。

また、日本全国にある歯医者の数は、コンビニより多く熾烈な競争を繰り広げています。(コンビニ:約54,000店、歯医者:約69,000店)

客の心が離れてしまうのは、歯医者にとって死活問題です。

一般的な歯医者さんは、親しみやすいイメージを壊したくないと思うのは当然のことかもしれません。

患者に説明しにくい(B-3)

歯医者さんの中には、銀歯のリスクを患者に知らせる方もいるかもしれません。

しかし、いざ説明しようとするとなかなか説明しにくいという問題があります。

これまでの話を総合すれば、「患者は虫歯を治療しにいく」にも関わらず、実は、「銀歯は虫歯治療の一時的な処置」だということになります。

虫歯が治るものだと胸を撫で下ろす患者に対して、「国が効果を認めている銀歯の治療は、わずか数年で劣化するので異常があればまた来てください。」とはなかなか言い出せないのは理解できます。

患者の中には、「この歯医者は、虫歯すらろくに治療することができない!」と言いふらす人がいるかもしれません。

虫歯治療は経年劣化するもの」と患者に伝えなくても違法ではないので、危ない橋を渡りたくない歯医者さんは、口を閉ざしてしまうのです。

虫歯から身を守る対策(C)

以上の内容を踏まえて、虫歯から身を守る対策を紹介していきます。

銀歯を入れてしまった時の対策(C-1)

もしも銀歯を入れてしまったら、定期的に歯医者に見てもらい行くべきです。これまで紹介してきたように、銀歯による虫歯治療では、再発が大前提だからです。

特に心配な方は、マイクロスコープを使って口内を20倍以上に拡大し、肉眼では見えにくいクラックなどを探してもらうと良いでしょう。

但し、マイクロスコープがある歯医者さんは、全体の数パーセントらしいので、なかなか見つからないかもしれません。

銀歯治療をする前の対策(C-2)

これから銀歯治療をするというのであれば、どうすればいいでしょうか?

選択肢は4つあります。

  1. セラミック
  2. 金歯
  3. 銀歯
  4. コンポジットレジン

金銭的に余裕があれば、セラミックを検討しましょう。

これまで説明してきたように、歯医者さんが率先してセラミックの存在を教えてくれるわけではないので、こちらから提案する必要があると思います。

また、見た目が気にならなければ、金歯も検討しましょう。

金は銀よりも柔らかく、かみ合わせに対する適合性が高いので、歯のしなりに合わせて伸びる力が銀歯よりも高いです。

なお、もしも近くにコンポジットレジン(以下:レジン)による治療を行ってくれる歯科医がいれば、レジンによる治療も検討しましょう。

コンポジットレジンとは?

コンポジットレジン

コンポジットレジンとは、プレスチック系の素材であり、今もっとも歯に優しいといわれている素材です。

レジンによる治療法は、虫歯を除去した跡にペースト状のレジンを詰めて、特殊な光を10秒間ほど当てレンジを硬化させるだけで終わります。1本の歯であれば、約30分、1回の治療で完了するのが特徴です。

一方の銀歯治療は、歯科技工士による銀歯作成期間が必要なため、2回以上の通院が必須です。

患者にとっては、健康な歯を削らなくて済み、自然な歯の色に近いレジンが各種あるので、銀歯のように目立たないメリットもあります。

以上のように、患者にとってはいいことづくめの治療法ですが、現状ではあまり普及していません。

厚生労働省は2016年4月に診療報酬を改定し、レジンの保険適用の範囲が広がりましたが、それはあまり報道されていません。なぜ患者にとってメリットが大きいレジンが普及しないのでしょうか。

その理由は3点あります。

  1. 歯科医が治療に当たる時間が長い
  2. 歯科技工士の仕事を奪う
  3. 銀歯よりも儲からない
歯科医が治療に当たる時間が長い

銀歯治療の場合、歯科医師は数分程度の対応で済み、あとは歯科衛生士や歯科技工士に仕事を任せることができます。

一方、レジンの場合は歯科医が1本あたり約30分程度の時間を割く必要があるため、効率よく稼ぐことができなくなります。

歯科技工士の仕事を奪う

銀歯は、歯科技工士が作成していますが、レジンが普及すると歯科技工士の仕事を奪うことになります。

銀歯よりも儲からない

虫歯1本あたりの銀歯の治療費は、1,690円(治療2回、3割負担)です。

一方でレジンは、710円(治療1回、3割負担)です。

つまり、2倍以上銀歯の方が儲かるのです。

以上の理由でレジンでの治療を渋る歯科医もいるかもしれませんが、相談してみてもバチは当たらないと思います。

虫歯予防の対策(C-3)

もしも虫歯になっていないのでしたら、今日からでもしっかりとした歯磨きを心がけましょう。

そして、高齢になっても健康でいられるように1本でも多くの歯を残す努力をすべきです。

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